ウィンザーチェアの様式を踏襲しながらも、日本の伝統的な木組みの技法を用い、現代の生活にあわせた座り心地を追 求しました。
重さを軽減するため、強さと軽さを併せ持つコナラ材とクリ材を用いています。
また、座板に蟻桟をおくるオークヴィレッジ独自の構造を採用し、強度を保ちながらも使用する部材を極力少なくしました。
全て木製であるにも関わらず、全重量が約4kgと、見た目からは意外性を感じるほどの軽さを実現しています。
表面にうろこ状の座彫りを施すことで、滑りにくく快適な着座感が得られるとともに、クリ材独自の木目の美しさを際立たせています。
■軽量化を図る「座板」の独自構造
座板に 蟻桟をおくるオークヴィレッジ独自の構造を採用しています。蟻桟を用いることで、反りを止めるだけではなく、
椅子に必要な座面下の幕板という部材を省路し、椅子全体の大幅な軽量化に繋げることができました。
蠘桟とは、テーブルの天板などに木の伸縮を妨げず反りを防ぐために用いるオークヴィレッジが最も得意とする木組みの手法のひとつです。
■しなりを持つコナラ材の「背」
背もたれはスピンドル(丸棒)で構成し、シンプルで飽きのこない日常使いの椅子を意識しました。
背には強さとしなりを合わせ持つ、若いコナラ材を使用しました。
そのため、椅子に体を任せたときの包み込むような柔らかいしなりと反動が、独自の座り心地を生み出しています。
■表情豊かなクリ材の「座面」
重さを軽減するために、座には丈夫で軽いクリ材を使用しました。
さらに表面にうろこ状の座彫りを施すことで、滑りにくく快適な着座感が得られるとともに、クリ材独自の木目の美しさを際立たせています。